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独学での合格⑦

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修了考査が終わったらしいが、今年も合格率が低いのだろうか。私は来年受けるのでどうかどうか厳しくしないでほしい。。。

こういった試験は1発で受からないと精神的にしんどい。

 

今回は「参考書が実務よりになる」というメリットについて深堀りしていきたい。予備校組がどうなのか分からないが、これは意外に強みに感じている部分でもある。

 

 

監査基準や会計基準が参考書になる

独学していると解説の部分で(監査基準委員会報告書240「財務諸表監査における不正」第23条)と、まるで「参照しろ」と言わんばかりに記載していることがある。はじめは良くわからず「とりあえず参考書と問題集を覚えたら大丈夫でしょ」みたいな感じで無視して勉強していたが、まぁ応用問題が正答できない。

おそらく、そういった基準全体の流れを知らず、かいつまむように学習していた結果だと思う。同じ内容でも違う角度で問題を出されたらよく間違えていたのを覚えている。

 

伝わらないかもしれないが、「監査論とか財務会計論とか、当然のことを言ってるだけやん。合理的じゃないと文句とか出るはずやし。ラクショーラクショー。」とか調子に乗っていた。

 

だが現実はそう甘くない。

 

はじめは計算問題が苦手だったのだが、どんどん理論問題よりも点が取れるようになってきた。

でも理論の成績が上がらない。

分かるはずなのに解けない。

 

うーん、と考えていくうちに、解説の「監査基準委員会報告書」という言葉と向き合い、スマホで調べてみると。。。。

 

なんじゃこりゃー!!

 

そこで初めて基準(会計とか監査の法律みたいなものだと思う。)を知った。あー、きっとこれを読み込まないと勝てないなと思って、それからは結構読んだ。指針までは読めなかったが、会計基準は5~6回読んだのではないだろうか。

 

それから当直中も読んで、短答合格、論文合格できるレベルまで上げられた。

遠回りだったかもしれない。。。。

 

実務で結構基準を見る

では実務でどれだけ見るかが問題となるが、結構なレベルで見ると思う。

例えば、会社が行った処理に違和感がある場合、それを調べて監査調書に残す作業が発生する。

私は過去の人が書いた調書も納得できない箇所があったら、その都度調べるし、結構見ている方だと思う。

 

Googleでうまく検索すると、調べたいことを調べられるかもしれないが、同僚はあまりうまくないらしい。

「受験生の時にこんな解き方しなかった」としきりに言ってくる。

 

また、経理部の方と話し合う時も私たちの法律たる基準に基づかないと、論理的な会話ができないと思う。

 

基準を受験生時代からみていると、だらだら書いている(ように見える)基準に拒否反応は起こらない。むしろ懐かしいとも感じている。

改めて言うが、あくまで私の周りの少ないサンプルをもとに書いている。予備校組全体としてどうなのかは分からない。でも少なくとも独学で学習していた私は、基準をベースにできていると思っている。